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2022年 7月 23日 学部学科紹介:数学科
こんにちは、担任助手の田口です。
今回は、私が通っている東京理科大学の、数学科という学科について紹介します。
まず、東京理科大学には2つの数学科があります。
1つは私の通っている理学部の数学科で、もう1つは理工学部の数学科です。
この2つでカリキュラムも少し異なり、
前者が数学の広範囲を万遍なく学ぶのに対し、
後者では「統計学」「計算機科学」に重きを置き、「幾何学」はやや軽く扱います。
では、ここで私が多くの人から受けた質問を2つ紹介します。
1つ目、「数学科って、何やってるの?」
これは答えるのがかなり難しい質問で、
私としても「数学をやっている」と答えるほかありません。
しかしそれでは何も情報がないので、数学の分野を軽く紹介します。
数学は大別して、
数の性質を研究する「代数学」
図形や立体などの性質を研究する「幾何学」
関数の性質を研究する「解析学」
の3つの分野があります。
大学1,2年でこれらの基礎を学び、その後さらに専門的な内容へと足を踏み入れます。
ここで詳説すると長くなってしまいますので、興味のある方は調べてみてください。
2つ目、「数学科って、暇なんじゃないの?」
確かに、数学科は他の理系の学部と違い実験を行いませんし、
それに付随するレポートもありませんので、時間に余裕があります。
しかしそれは、暇であるということに直結しません。
数学科では数学しか扱わない分、いろいろな分野の勉強が猛スピードで並行するので、
予習と復習は必須です。場合によっては授業より多く時間を取られることもあります。
またこれは数学科に限ったことではありませんが、
高学年になると自分の研究分野についてしか扱わなくなるので、
授業進度はさらに加速します。
このころになると、数学科の人は日常生活のほとんどのシチュエーションで、
命題の証明や解けない演習など、数学のことを考えているそうです。
ボーっとしているように見えても、決して暇ではないのです。
今回の記事はこれで以上です。
次回は甲斐担任助手の記事です。お楽しみに。